DAMDAM

Conversations with

The Kip

BY フィリップ・テリアン

Photographs by The Kip

今年の夏、私はスリランカの南海岸にあるAhangamaのThe Kipで時間を過ごした。The KipはPhoebe(フィービー)とSeddy(セディー)のカップルが個人の家を3LDKのヴィラに改造しお気に入りのもので詰めた空間だ。Phoebeは完璧なホストで、ゲストの私に早速大量の地域情報を共有してくれ、その一方で完璧なイタリアンのSeddyは美味しいコーヒーを必要とする私の要求をすぐに満たしてくれた。人生を一変させる決断をし、都会から離れ自然を近くにするスローライフを選んだ彼らのインスパイアされる話を直接聞いた。

自己紹介とThe Kipについて少し聞かせてください。

私はPhoebeで彼は私の旦那のSeddyで、私たちはスリランカで運営するThe Kipのオーナーです。私はオーストラリア出身で夫はイタリア出身です。2年前にライフスタイルの変化を望み、ペースダウンできてシンプルな生き方ができるスリランカへ拠点を移しました。The Kipは私たちのライフスタイルの延長として我が家を開放し、人々にスリランカを訪れ忙しい生活から逃れてゆっくりと時間を過ごして欲しい思いから始めました。

二人ともホスピタリティー業界で仕事をした経験があるのですが、最後に務めた業界は私の場合広告、Seddyは保険で、今考えると私たちが信じている価値観とは全く異なる仕事でしたね。少し時間をとって自分たちの人生を見つめ直したところ、やっぱり私たちが求める真のバリューを追求する人生を送っていないことに気づきました。定時出勤・帰宅のコーポレートライフは自分の性に合わないとどこか自分の中で感じていたと思います。ずっとスローライフを好んではいたのですが、長めの休暇をとったスリランカの旅でようやくはっきりとわかりました。普段足りなかった睡眠をとり、周りの人たちと普段はできないような面白い会話を交わしました。都会だとやっぱり会話の中心がうわべの薄っぺらいトピックになりがちですからね。

そこからクリエイティブを働きかけ、また自分のアートを作ったり瞑想をしたり ー テレビは一切見なかったです ー それによってもっと考える空間ができて都会でのライフスタイルを見直すキッカケとなりました。この休暇が良い刺激となり今やらなかったら一生やらなくなる、だから今変化をとげようと決心しました。

緑豊かな背景にガーデンチェアと犬さえいれば何もいらない

「2年前にライフスタイルの変化を望み、ペースダウンできてシンプルな生き方ができるスリランカへ拠点を移しました。The Kipは私たちのライフスタイルの延長として我が家を開放し、人々にスリランカを訪れ忙しい生活から逃れてゆっくりと時間を過ごして欲しい思いから始めました。」

じゃあ一瞬にしてライフスタイルを変えようと決めたんですか? 

はい、まさにそんな感じです。スリランカで4ヶ月間旅行をしながら拠点を移そうと決めました。ここに来ることで想像だけで止まっていたアイデアを探索でき、私たちが本当に望むものはシンプルな人生を送ることだと再確認できました。

何故スリランカのAhangamaを選んだんですか?

元々ヨガをしに訪れたのですが、旅をしながら私が育ったバリ島のウブドととても似ていると感じました。特にバリがツアリズムで開放される前の姿を思い出しましたね。良い思い出がたくさん蘇って来て、その一面としてスリランカが今日まで主流のツアリズムを導入していないところが好きでした。今後5年から10年にかけてそれも変わるのですが、でも豊かな自然の風景と野生が存在する多彩さがとても気に入っています。海、小山、野生の中戯れる象など、全てが私たちが好きなところです。

海辺にいられるのは特に重要です。オーストラリア出身なので、海の近くにいなきゃダメですね。Ahangamaに暮らすことによって南海岸に沿っていられるので空港に三時間以内に着ける距離で、歴史的なゴールフォートもあります。あとここはあまり観光客は多くないので好きです。小さな村であると同時に内陸の方なので水田もあります。素晴らしい海もあって、ただ今はオフシーズンなので大体の人は海があることすらわからないですね。シーズンが始まると白い砂浜が広がるんです。村の真ん中にありながら南海岸に位置しているため東と西両方の素晴らしいビーチを楽しめるんです。好みで選べますよ!

南スリランカにて、SeddyとPhoebeと大好きなものたちに囲まれて

「小さな村であると同時に内陸の方なので水田もあります。素晴らしい海もあって、ただ今はオフシーズンなので大体の人は海があることすらわからないですね。シーズンが始まると白い砂浜が広がるんです。村の真ん中にありながら南海岸に位置しているため東と西両方の素晴らしいビーチを楽しめるんです。好みで選べますよ!」

今後スリランカはどう変化すると思いますか?

今までは内戦のせいで守られて来たのが、戦争が終わり人々もだんだん戻って来ています。オーストラリア人はバリがあるのでスリランカはヨーロッパ人にもっと人気ですね。ホテルが新しく開くなど物事が変わりはじめているので正直な気持ち、観光アトラクションの道を辿らざるを得ないのは好きではないですね。スリランラもバリのように変化して、サーフィンをしたい人や楽しい時間を過ごしたい人、素敵な天気を堪能したい人たちがたくさん集まると思います。

サステナビリティーにおいてThe Kipではどのような目線でアプローチしていますか?

もちろん気を使っています。完璧ではないですが、なるべくサステナブルな方法をたくさん取り入れようとしています。例えば、ここはリサイクルサービスは言うまでもなくゴミ回収すらしてくれないので、私たちが45分ごとにゴミをリサイクルできる場所まで持って行っています。あと私たちのゲストにも同じように糸で出来たバッグを部屋ごとに提供して、使い捨てプラスチックは使用しないようにし、市場に行きたい人にはそれらを使ってもらうようにしています。あとオーガニックの野菜畑も始めて、湿気のある食べ物は肥料に使ったり、ボトルに入った水は売らず太陽熱温水を提供します。あと食材は殺虫剤を使わない知人から購入しています。

何かを始めるときに最前提で考えるのがサステナビリティーです。どこか別の場所でKipをもう一つ作り、スリランカがテキスタイルで有名でもあることから、織物関連のことを始めることが夢です。The Kipを運営しつつ、ちょっとしたクリエイティブ作業として関わりたいです。Seddyの場合は食関連で料理や小さなカフェを展開したいと思っています。 


The Kipの中心にはサステナビリティーと環境へ与えるインパクトを最小限にする試みがある

「ここはリサイクルサービスは言うまでもなくゴミ回収すらしてくれないので、私たちが45分ごとにゴミをリサイクルできる場所まで持って行っています。あと私たちのゲストにも同じように糸で出来たバッグを部屋ごとに提供して、使い捨てプラスチックは使用しないようにし、市場に行きたい人にはそれらを使ってもらうようにしています。あとオーガニックの野菜畑も始めて、湿気のある食べ物は肥料に使ったり、ボトルに入った水は売らず太陽熱温水を提供します。あと食材は殺虫剤を使わない知人から購入しています。」

サステナビリティーがスキンケアルティーンにも影響していますか?

環境的にここで手に入るものが限られているので、スキンケア製品においては不規則なルーティンを持っていますね。今はココナッツオイルが入った手作りのオーガニック石鹸を使っています。海に行く時塩水は肌には良いですが、髪を乾燥させてしまうのでまさに綱渡りですね。もちろん肌に与えるものはとても重要なので、なるべくオーガニックでクリーンなものを使おうとしています。素敵なDAMDAMの製品はぜひ試してみたいですね。シンプルがベストです。 

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