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Conversations with

Giu Giu

BY ジゼル・ゴー

Photographs by Giuliana Raggiani, Kara Kochalko, and Stella Berkofsky

デザイナーGiuliana Raggiani(ジュリアナ・レッジアーニ)に出会ったのは今年の6月パリで開催されたMan/Womanショーでのことだった。落ち着いた美しさを持つ彼女は、この時代を生きるマルチタレントとしてパリとLAで時間を分けてはヨガと瞑想の講師、アートディレクター(最近のプロジェクトではポートランドにあるブティックの撮影とニューヨークにいるミュージシャンのアルバムカバーのアートを手がけた)、そして自身のブランドgiu giuのクリエイティブディレクターとして活躍している。

ブランド名は自分の幼少時代のニックネームにからとってきていて、その背景のストーリーもかなりノスタルジックなものだ。祖母が1960年代にデザインしたクラシックなタートルネックのニットを蘇らせミレニアル世代に合わせてモダンに解釈させた。その結果がまさにニュートラルな色合いにセロリ、マリーゴールド、ブルーグラッセのポップな配色を組み合わせたコットンブレンドのニット ー どんなグローゼットの基盤ともなる ー の誕生だった。

柔らく和む存在感を放つ彼女のおかげで次のパリの旅では必ず彼女のヨガスタジオを訪れることを決心し、穏やかな口調のクリエイティブgiu giuとヨガプラクティスについて話をした。

自分について少し聞かせて。

名前はGiuliana Leila Raggianiで、ブランドgiu giuのデザイナーとクリエイティブディレクターを務めています。また、アートディレクターとして他のプロジェクトにも携わっています。デザイン業界外ではバレーダンサーとして育ち、今はヨガと瞑想クラスを教えています。家族はシチリア出身ですが、私はボストンで生まれ、ニューヨークで多くの時間を過ごしました。現在はパリとLAを往復しています。

giu giuのクラシックなニットウェア。祖母が60年代にデザインしたアイコニックなタートルネックからインスパイアされた。 

『私のおばあちゃんが1960年代にアメリカに移住した後、自分の弟で私の教父であるGinoと一緒にデザインしたのがこのニットです。ボストンでSettebelloと言うお店を開いてからタートルネックは全ての女性のクローゼットに入っているマストアイテムになったと聞きました。自分のスタジオにそのニットをかけて眺めながら、まるで新たな視点で見ているような感覚でとてもインスパイアされました。祖母が亡くなってから自分のブランドgiu giuの元、またそのデザインを蘇らせたい思いが募りました。』

Giu Giuって言うブランド名がとても素敵。名前の由来とブランドを始めようと思ったきっかけは何?

Giu Giuは子供の頃からのニックネームです。最近訪れた東京の旅で「giu giu(ギュウギュウ)」が日本語でハグ/縮むという意味を持つと知って、結構ブランドに合っているなと思いました!

学校でデザインを学びながら、自分が思い切ってクリエイティブなアイデアを注ぎこめる世界を作るのが夢だったんです。幾つかのニットウェアブランドと作業をしてからようやく自分のビジョンを実現させました。ファッションの域で制限がなく表現が自由な場所、真っ白な状態のキャンバスのような ー 年齢、人種、性別に縛られない ー ブランドを作りたいと思いました。

個人的にNonnaニットが一番好き、この作品を作るようになった背景は何?

私のNonna  ー イタリア語で「おばあちゃん」ー が1960年代にアメリカに移住した後、自分の弟で私の教父であるGinoと一緒にデザインしたのがこのニットです。ボストンでSettebelloと言うお店を開いてからタートルネックは全ての女性のクローゼットに入っているマストアイテムになったと聞きました。時間が経ってからその話を忘れかけていたのですが、ある日母からブルックリンにある私のスタジオにオリジナルのニットが2着送られてきて、それがちょうど私の祖母が病気になっていた頃でした。祖母は人生の後半をパーキンソン病と戦っていて、結局私がタートルネックを受け取ってから2週間後に亡くなりました。私はスタジオにそのニットをかけて眺めながら、とてもインスパイアされました。まるで新たな視点で見ているような感覚でした。祖母が亡くなってから自分のブランドgiu giuの元、またそのデザインを蘇らせたい思いが募りました。そこでアイボリーから始め、祖母の美しい作品へのオマージュとして作り始めました。もとの形、異物のように縮小された構造、そして忠実な編み細工をそのまま再現しました。編み糸の質だけを子供の頃から嫌いだったザラザラしたアクリルから柔らかいコットンブレンドに変えました。始めてすぐに反応があり、祖母を知っていた初代のお客さんまで私に連絡をしタートルネックが復活したことを嬉しく思い興奮しながら語っていました。そこから各シーズンごとに新しい色を紹介し、ほとんどはオリジナルラインと同じ配色で染め、アイコニックなタートルネックシルエットに新しい形とバリエーションを加えるようになりました。 

神秘的なGiulianaは毎日行うヨガと瞑想からクリエイティブなアイデアを得る

『コレクションをデザインする時に環境を広げることで新鮮な目線で物事を見ることができます。旅先で目を引く一つの色からそのシーズンのカラーパレットを見立てます。』

仕事においてのインスピレーションはどこから得ているの?

主に旅からです。コレクションをデザインする時に環境を広げることで新鮮な目線で物事を見ることができます。旅先で目を引く一つの色からそのシーズンのカラーパレットを見立てます。訪れる街ごとに全く違うエネルギーを放つのでその瞬間の感性を捉えようとします。またユーモアセンスを忘れないことも私のコレクションにおいて大事なことですね。人生、そして特にファッション業界は真剣になりすぎるので気楽さを取り入れることでフレッシュな自由さを味わえます。

ヨギのプラクティスで毎朝実践しているリチュアルはある?

はい!私にとって朝のリチュアルはとても神聖なものです。毎朝瞑想をしています。なるべく日の出に合わせてやろうと思うので、前日に早めに就寝するのが好きです。一日を始める前に気持ちの整理と集中力を高めてくれます。ビジネスオーナーとして前ぶれもないことが多々起こるので、あまり過剰に反応せず予測不可能な変化に柔軟に対応できるように身と心を整えてくれます。 

芸術は人生を模倣する:デザイナーが愛するダンスとヨガのスタイルがgiu giuには反映されている。 

『私にとって朝のリチュアルはとても神聖なものです。毎朝瞑想をしています。なるべく日の出に合わせてやろうと思うので、前日に早めに就寝するのが好きです。一日を始める前に気持ちの整理と集中力を高めてくれます。ビジネスオーナーとして前ぶれもないことが多々起こるので、あまり過剰に反応せず予測不可能な変化に柔軟に対応できるように身と心を整えてくれます。』

パリで行うヨガレッスンについて聞かせて。

個人的なデイリープラクティス以外で、最初パリに移った時に私のアパートで小規模のプライベートな集まりを新月と満月の度に開催していました。そこからクラスがどんどん大きくなり、今はLe Maraisに位置する素敵なスタジオ Omm Studio と Le Centre Elementで教えています。

ニューヨークで10年以上暮らしながら、ヨガとスピリチュアルプラクティスを東海岸そして西海岸両方で学び個人のクラスを開くようになりました。自分が習得した様々なヴィンヤサ、クンダリーニ、Naam、ユニバーサルカバラの知識をうまく組み合わせようとしています。なので私のクラスは常に進化していて、でも基本はマントラ、呼吸法、そして体を開く様々な動きを取り入れています。最終的には、こんなヒーリンススペースで周りの人々へクリエイティビティを与え、街にもっと光をもたらせることにとても感謝しています。

giu giuを着用

『製品全てがとても特別です。夜はフェイスオイルを使っていて、とても肌に優しいことがわかります。ハイドレーティングミストは特に乾燥しがちなLAの海で使うのに完璧です。』

DAMDAMの製品を試してくれてありがとう、気に入ってもらえると嬉しい。

DAMDAMはとても光豊かなコレクションですね。すでにリトルワンダーリップバームにイチコロです。製品全てがとても特別です。夜はフェイスオイルを使っていて、とても肌に優しいことがわかります。ハイドレーティングミストは特に乾燥しがちなLAの海で使うのに完璧です。

拠点であるLAとパリで一番好きな場所はどこ?

二つの都市で過ごす時間をバランス良く調整しています。一番のオススメはこちらです:

Los Angeles

My little nest in Venice

Gjusta 

The Pacific Ocean 

Mignon

Paris

Early Mornings at Palais Royale

0FR. Librairie & Galerie 

Chambre Noire natural wine bar

Charme D’orient 都会からの幻想的なエスケープ、アルジェリア出身のオーナーが手がける伝統と代々受け継がれたレシピからインスパイアされたスパ。

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