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Conversations with

Allison Samuels

BY ジゼル・ゴー

Photographs by Allison Samuels

ミニマリスティックなデザインと、強いクラフツマンシップを感じるTwo Three Studiosの木製品は、何気ない日常生活を意味のあるものにしてくれる。 創設者のAllison Samuelsが作る、まな板や生活器具、家具などは、最初から最後まで全てハンドメイドで、“一生使える良いモノ”を目指す彼女のビジョンが込められている。

“キャビネタリー”(たんす屋)という職業は、このご時世、少しミスマッチな職業に感じられることがあるかもしれない。しかし、幼緑豊かな森林や、岩でいっぱいの川に囲まれて育ったAllisonの目(そして手)には、シンプルで、自然を基にしたデザインと、天然素材の保護に対する強い関心を感じる要素だった。そんなブルックリン在住の彼女との、意識の高いプロダクトや、朝の習慣、一日中森林の中で過ごした後のベストな過ごし方についての対談。

ハーイ Allison! まずはあなたについて教えて?

今住んでいるNew YorkのBrooklynから、50マイルほどハドソン川沿いにいった小さな街で生まれたわ。最近は、木を使ったホームグッズや、オーダー家具、キャビネットなどを作るための小さなスタジオを、East Williamsburgで経営してる。全て私がデザインして、手作りしているの。

Allisonのアトリエの内装。

「エコな建物やデザインについて妄想にふけたりすることもあるわ。環境に優しいコミュニティや構造、そして家の作り方を考えたりね。実際に私の人生のゴールは、環境にただ“優しい”だけでなく、修復できるようなデザインを考えることよ。そんな環境を作るには、自然ともっと触れ合った、自給自足の生活を考えることも必要ね。」

Two Tree Studiosを始めたきっかけは?

長年PhiladelphiaのBaltimoreに住んだ後、New Yorkにまた戻って来て、ハイエンドなキャビネタリーショップで修行みたいなことをしたの。この経験が、木製品の世界にのめり込んだきっかけになっているわ。Two Tree Studiosは、自分や自分の周りの大切な人のために、制限のある環境や伝統的なキャビネタリーの概念のみに縛られない、特別なグッズを作りたいという願いからはじまったのよ。ビジネスを始めて1年目が終わった頃に、自分のワークスペースを持つことができるようになったわ。その変化が、肉体的にも精神的にも自分を柔軟にしてくれて、物事の考え方を成長させてくれたり、クリエイティブな活動を活発にしてくれたの。Two Three Studiosのコアバリューは、取り巻く空間や物と、自分たちとの関係性を深く理解することによって、使いやすく、ユニークなビジュアルの製品を作ることなのよ。

仕事のインスピレーションは?

細部までこだわって作られた建具を見ると、古くから伝わるテクニックを使った、どんな面白いものを作れるか頭が回転するわ。抽象的なスカルプチュアやストーン、セラミックなどを見たり触れたりすると、自分の領域内での新しい可能性を感じる手助けになるの。木材に触れていると、何かスタートする気持ちになるわ。

あなたにとって“サスティナビリティ”とは?

私にとってサステナビリティとは、いくつかの意味合いがあるわ。まずライフスタイルの観点から考えるサステナビリティは、仕事の時間、楽しむ時間、そして回復のための時間のバランスを意識して考えること。私は働きすぎて 、燃え尽きちゃう傾向があるから。自分の価値観と行動力を揃える努力もしているわ。例えばお金の使い方や、消費と浪費のしかたについて、とかね。また、人間関係を構築するにおいても “サステナビリティ”を考えているわ。自分のコミュニティの延長線上にいる人々に、どうしたらポジティブで情緒的な影響を与えることができるかとか。

エコな建物やデザインについて妄想にふけたりすることもあるわ。環境に優しいコミュニティや構造、そして家の作り方を考えたりね。実際に私の人生のゴールは、環境にただ“優しい”だけでなく、修復できるようなデザインを考えることよ。そんな環境を作るには、自然ともっと触れ合った、自給自足の生活を考えることも必要ね。

素敵すぎる手作りの木製アイテム。

「ホコリの舞うお店での長い1日の後は、タバコやフィグの香りがするキャンドルに火をつけてから、体についた泥をシャワーでスクラブするのが気持ちよくてとっても好きよ。それから化粧水を顔と首に塗って、毛穴の開いているうちに保湿液を身体中に塗るわ。」

あなたの朝の習慣は?

私の朝は必ずクリームのはいったコーヒーを飲んで、サラッと朝のメールを確認することから始まるわ。すぐにスタジオに向かわなくても良い日は、少し新聞を読んだり (いつだってNew York Timesよ) 、新しいデザインやこれから始まるプロジェクトのためのリサーチをしたり。仕事から一息ついて、自分のために何かに集中するほうが、新しいアイディアがクリアに頭に思い浮かぶことがわかったの。

美容の習慣は何かある?

お肌のお手入れは上達して来ていると思うわ。小さい頃から毎朝晩母のお手入れ姿を見て来たからね。ホコリの舞うお店での長い1日の後は、タバコやフィグの香りがするキャンドルに火をつけてから、体についた泥をシャワーでスクラブするのが気持ちよくてとっても好きよ。(夏は冷たい水にするのがお気に入り!) それから化粧水を顔と首に塗って、毛穴の開いているうちに保湿液を身体中に塗るわ。

頭が混乱した時は、どうやって整理するようにしているの?

アート観賞と自然の中で過ごす。この二つのコンビネーションが、気分をリフレッシュしてくれて、リラックスできるわ。朝にヨガの時間をとって、夕方はウイスキーを飲めれば、それはもう完璧な1日ね!

大好きな作品たちに囲まれた自宅の風景。

「アート観賞と自然の中で過ごす。この二つのコンビネーションが、気分をリフレッシュしてくれて、リラックスできるわ。朝にヨガの時間をとって、夕方はウイスキーを飲めれば、それはもう完璧な1日ね!」

ブルックリンにあるお気に入りの場所を教えて?

コーヒーを飲むならColina Cuervo。McCarren Parkにあるファーマーズマーケットで肥料を積み下ろしてから、She Wolf Bakeryで焼きたてのパンをピックアップしたり。ノグチ美術館はインスピレーションをもらえる場所だし、キーライムのパイが食べたい時はRed Hookまで自転車で行くのも楽しいわ。カクテルが飲みたい時はBlueprintね。

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